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さて、本日はご質問の多いたんぱく質についてです。

タンパク質は、数種類のアミノ酸の数によって、体内でそれぞれの働きをしていきます。

プロテイン（タンパク質）＞ペプチド＞アミノ酸　という順に、アミノ酸の個数の違いにより呼ばれ方が変わります。

また、運動するときに必要なプロテイン（タンパク質）は、強度によって異なります。那覇マラソンなどの持久力に必要なのは、アミノ酸の含有量を多く含んだ粉末タイプかアミノバイタルなどの飲料がいいでしょう。

プロテインの原料は主に①乳清(ホエイ・カゼイン)、②大豆、③卵の３つです。

ソイプロテインは、ダイエットに適しているといわれ、主成分がイソフラボンとなり、消化吸収速度が遅く、効果が長時間続きます。

ホエイプロテインは、筋肥大を目的とし、主成分がBCAAとなります。カタボリック効果（筋分解）が高いです。消化吸収速度が速いため、筋肉を作るときには、比較的人気でしょうか。

カゼインプロテインは、筋肥大を目的とし、主成分はグルタミンです。消化吸収速度は遅いため、ゆっくりと体内に浸透していきます。

また、筋肉を作るときには『カタボリック』という筋肉を分解する作業が行われます。

カタボリック効果(異化)とは、身体の組織が分解されるときのことを言い、筋肉は壊したあとに、新しく合成することが更に大切です！新しく作られる過程の同化することをアナボリックといいます。

カラダの細胞が毎日新しいものに少しずつ入れ替わっており、同化と異化を繰り返しています。

さて、筋肉において「同化＞異化」となれば、筋肉が増えることになります。逆に「異化＞同化」となれば、筋肉は落ちてしまいます。トレーニングをして栄養を十分に摂取していれば、通常は「同化＞異化」となるのですが、栄養が足りていないと、「異化＞同化」となってしまうのです。

栄養が足りていればＯＫ、ということでタンパク質の豊富な食事をしっかり食べていれば大丈夫なように思いますが、それでも異化のほうが同化よりも大きくなってしまうことがあります。

そのタイミングの最たるものが、「就寝時」。
眠っている間は栄養摂取ができないため、栄養が不足して「異化＞同化」となりやすいのです。
「異化＞同化」となっているとき、主に筋肉が分解されてアラニンなどのアミノ酸が取り出され、それを原料にしてブドウ糖が合成されます。つまりカラダにとって必要なエネルギーを取り出すために、筋肉が分解されてしまうのです。

トレーニング後にはステーキなどのゆっくり吸収されるタンパク質豊富な食事を食べるようにして、筋肉がうまく合成される食事の取り方は大切ですね。

※寝る前のプロテインは、ある程度運動している方にお勧めします。運動していない方には、特にカタボリックも起きてない状態でプロテインを飲むのは、三大栄養素となるエネルギー源なので、代謝されにくく内臓に負担がくると言えるでしょう。

しっかりと栄養を吸収して、ダイエット効果を高めていきましょう！╰(*´︶`*)╯♡

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平田あゆみ